昨今、歯学と医学の医療連携が強まり、歯と全身とのかかわり、特に咬合が脊椎に与える影響や口腔機能と嚥下あるいは呼吸機能との関係について認識が高まっております。

また、口腔内の金属イオンが遊離し、局所粘膜ばかりでなく全身的影響が生じる事についても注目されるようになってまいりました。 つまり、金属イオンが遊離し、アレルゲンとして全身に作用し、種々の病態をひき起こすことが明らかにされております。 現代人の日常生活は、大気汚染や食物から摂取する添加物などに蝕まれ、いつしか免疫機能が著しく低下していると言われております。 つまり、現代人の体質は極度に弱体化が始まりつつあるといえます。 そのため、個体差はあるものの微量のアレルギー因子によって、過剰反応が生じるであろうことは容易に理解できるところであります。

歯科領域では金属を用いた歯科材料が必須とされ、口腔内には数多くの金属で上部構造が修復されているのが一般的といえます。 特に最近になり、私達が日常臨床においても金属アレルギーに悩む患者さんに遭遇する機会が多くなってまいりました。

このような経緯から、今後の歯科医療の発展的展望は身体的な面ばかりではなく、審美的な面からも ”メタルに劣らない 身体により親和性に優れ、しかも審美的な歯科材料“ があり得るという視点に立って、多くの議論を戦わす場が必要と考えております。 そのために、この趣意に則した学会を設立し、新しい医療の展開を模索することが重要であろうと愚考いたしております。

以上の点から、先生方におかれましては、この趣旨にご賢察、ご賛同をいただくと同時に学会設立にご参画頂きますようお願い申し上げます。

平成21年8月11日

設立発起人 (順不同)

本間 憲章(代表世話人)
柏田 聰明   寶田 博    宮澤 利明   川原 英明   水永 久嗣
新谷 明善   榎本 昭二   鴨井 久一   三島 顕    奥山 宜明
風間 龍之輔  雨宮 淳    足立 幸一郎  服部 正巳   白川 正順
澤田 淳    堤 義親    三浦 宏之   柏木 秀俊   高橋 純一
南雲 祐二   髙橋 啓子   岩坪 昤子   竹村 正敏   押村 進
田中 英生   真鍋 厚史   小澤 俊文   小笠原 健文  西村 卓也
庄内 晃二   渋谷 夕見   佐野 公永   阿久津 有美  石井 洋行
佐藤 暢也   多保 学    木村 健二   武末 秀剛   山脇 均
樋口 愼一   藤森 伸    野村 篤    前田 康英   吉田 和正
瀬良 昌俊   西川原 総生  神作 拓也   小沢 博    小沢 良美
松田 慎一郎  金子 貞之   本間 輝章   阿部 裕貴子  太宰 瞳
桶谷 清美   工藤 桂子   塚本 匡志   越智 守生   沢田 佳美
大隅 寛子   土屋 孝治   金子 恭子   松村 光明   鈴木 浩行
鈴木 愛    吉武 輝    冨士谷 盛興  山口 賢一   黒木 瑞夫
庄内 淳能   服部 理志